RIN-FUYU
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琳-浮夕
キャンバスを彩色する箔色の⾵が運んでくる⼼地よい気配に鑑賞者は何気なく足を止め、漆の深色に惹き込まれ、少し物憂げな表情をもつ少⼥に魅入られていく。
2016年発表以降、少女と⼤⼈の曖昧な境界線に⽴つ僅かな時を完璧に捉えた美樹本の王道的画風と、伝統工芸を掛け合わせ生まれた作品は瞬く間に人々の注目を集めました。
作品表現の新しい可能性を探るため、希少な天然漆を使用し、経年劣化を防ぐため幾層にも合板を重ね、最後に金箔を散りばめ煌びやかさを演出。
熟練した職人が一点ずつ丁寧に造り上げる唯一無二の仕上がりに、業界からも驚きと感嘆の声が上がりました。
本物にこだわり抜き、通常では考えられない時間と技術を注ぎ完成した革新的一作。是⾮会場でご覧ください。